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2021年7月3日 各種表彰

第40回三重県建築賞の濱口賞を受賞いたしました。

第40回三重県建築賞 濱口賞

受賞日:2021年7月2日

対象建築物:このはな保育園

2021年7月2日に弊社が建設した「このはな保育園」が第40回三重県建築賞の濱口賞を受賞いたしましたのでご報告いたします。

濱口賞とは「建物の規模は小さくても、綿密な設計で、精度の高い施工が行われている建物に与えられる」賞ということです。
このような賞をいただけて、会社として非常に光栄に思いますし、担当した技術者にとっても今後の励みになりました。

改めて、「このはな保育園」を建てさせていただいたお施主様、素晴らしい設計をしていただいた設計会社様、そして、素晴らしい施工で協力していただいた協力会社の皆様に、厚く御礼申し上げます。

これからも技術の研鑽に日々努めて、より良い作品を今以上に残せるように精進いたします。
(施工実績はこちらです)

保育園新築工事

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(以下、濱口賞のコメントです)

濱口賞受賞作品は、鈴鹿市の住宅街に企業主導型保育所として新設された木造平屋建て、延べ床面積230㎡の保育施設である。
建物は内外問わず、木、土、石などの自然素材の風合いを生かしたデザインになっており、施設というより住宅のようなあたたかみのある雰囲気を醸し出していた。外壁は杉の大和張り、前庭には四季を通じて楽しめる植栽が施されており、周囲の住宅地に溶け込んでいた。
建物の構成は、南側の園庭を囲むようにL字型に配置され、道路側には地域に開かれたパブリックスペース、奥にはプライベートな保育室を設けるなど、明快にゾーニングされている。
庭に面して軒下のテラスが設けられ、保育室の窓を開けるとテラスを介して内外が一体的につながっている。裸足のまま園庭に出ることができ、園の方針である”裸足保育”のできる園舎を実現している。保育室は仕切りがなく視線がよく通る開放的な空間で、異なる年齢の子供たちが交流できるようになっている。
構造面では木造の二重架構形式を採用して5.4mの大スパンを無柱空間にしている。半屋外のエントランス空間では、天井を斜めに織り上げ、木造の架構を見せることでダイナミックな空間を演出していた。室内では垂木梁の構造を利用した間接照明のデザインも印象的であった。庭に面した壁には格子状の耐力壁が使われ、視線や光が庭へと抜けるように工夫されていた。
設備面では、全室床下冷暖房を採用し、冬場でも素足で快適に過ごせるようにしていた。施工面では、構造材が化粧材のため仕上げや養生に苦労したとのことであったが、設計者の意図をくみ取り丁寧に施工されており、非常に施工精度の高い建物であった。電気配線等も構造材と同材でカバーして隠すなど、目立たないように上手く処理されていた。
以上のように、本作品は、自然素材を用いた手作り感のある小規模な建物であるが、設計者の保育への配慮や建築的なこだわりが隅々まで感じられ、綿密な施工計画に基づいて精度高く施工されたものであることから、濱口賞にふさわしい建築作品であると評価された。

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