工事名称 | 中勢自動車学校2期棟新築工事、3期棟新築工事 |
工事場所 | 三重県鈴鹿市 |
設計 | カイダ建築設計事務所 |
工期(2期棟) | 令和5年9月~令和6年7月 |
工期(3期棟) | 令和6年8月~令和7年6月予定 |
主要用途 | 自動車教習所 |
工法 | 木造 2階建て |
概要 | 2期棟床面積 :982.1㎡、3期棟床面積 : 345.3㎡ |
自動車学校リニューアル工事

三重県鈴鹿市の国道23号線のランドマークとも呼べる自動車学校のリニューアル工事が設計から完成まで約5か年に亘り1期~3期工事に分けて行われました。当社は2期と3期を担当いたしました。鈴鹿で生まれ育った多くの人は、中勢自動車学校で免許を取得してきたと思います。私も、その一人です。そのような地域を代表する建物の建築をお任せいただきまして、中勢自動車学校様には心から感謝申し上げますとともに、中勢自動車学校様のますますのご発展を祈念しております。
【設計コンセプト】
校舎は三重県産(3期棟の一部は鈴鹿市産)のスギとヒノキを使用した、環境に配慮した木造の建物となりました。また、2期棟に設けられた、地元の伝統工芸である「鈴鹿墨」を使った墨漆喰壁は鈴鹿と共にある中勢自動車学校を象徴するものとなっています。
建物は営業を続けながらも解体と建築を繰り返し、3棟に分けて計画されました。分棟でありながらも、一つの施設であることを表現するため、勾配屋根の部分は白く、スクエアな部分はグレーとし、途中で計画が変更になってもある程度対応できるルールを設定しました。
それぞれの棟はウッドデッキを介して緩やかにつながっており、楽しげな外部空間をつくりだしています。内部は建物ごとに少しずつ違った表情ではありますが、木の優しい空間が訪れた利用者を迎えてくれます。